無用の長物の彼方

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ABMにてボーン拡縮の怪(サンプルキャラも有るよ)

以前からどんなゲームでも存在する問題として脈々と受け継がれている仕様の様なものが存在する今日この頃~

例外なくプレクラ、SBPR、そしてハニセレにもその仕様は受け継がれていまして~
その仕様のお陰でABMでのボーンを基軸とした拡縮には一定の法則というか癖が存在します。

20170518222603973.jpg
ご覧のSSはそのABMによってスタイルを形成したキャラでありま~す。

弄った箇所は多数ございまして~
腰から下の拡縮を変え、腰回りの大きさと脚の長さを変更
腰から上の拡縮による大きさの変更と各部位での幅の調整
腕は胴体の長さに合わせての縮小に掌の大きさの調整に関節部の長さの調整等
首も全体のバランスに合わせボーン効果範囲の延長
などなど
細かい所もまだまだありますが~色々調整してこのような姿に変貌しています。

っとキャラの紹介はこれぐらいにして~本題に戻り~ボーン拡縮の怪についての話題へ~

以前からボーンを基軸とした拡縮には致命的な欠陥の様なものが存在します
それは、ボーンに対して拡縮をしているつもりでも、実はボーンエリアを拡縮しているという事なのです。

つまり、ボーンに影響されるウエイトの範囲内で拡縮が行われるのですが
その拡縮はボーンの向きには関係なく、ゲームワールド座標を元に拡縮が行われ
たとえボーンの向きが変わったとしても拡縮の向きは変わらないっと言う事なのです。

つまり~思うような結果がどのポーズでも再現されるわけではないという事なのかなぁ

う~ん 文章で書くと分かり難いんですよねぇ(;^_^A

しかし~SBPRからだとは思うんですが~それを解消しているボーンがハニセレにも存在してまして
それはボーン名の間に「s」と記載されている一部のボーンでして、そのボーンを基軸とした拡縮が
ボーンの向きに追従しているのではないかと思える節が見て取れます。

この事を踏まえた上でABMにより体型を構成すると、どんなポーズでも一定の結果が得られる
特殊な体型を持ったキャラが作れるという事なんですよねぇ

今回、足を短くした方法がそれでして、
先ほども少し書きましたが「腰から下」と「腰から上」と言う表現にはちゃんとした理由がありまして~

その理由とは、ボーン全体の起点が腰に繋がっていまして、その腰から上のグループと腰から下のグループで
それぞれのボーンが構成されているのです。

つまり、腰から下だけ、あるいは腰から上だけをまとめてごっそり拡縮が可能で、
その拡縮の仕様はボーンに追従しない場合(つまりは「s」の無いボーン)の拡縮が適応されるので、
拡縮の数値はXYZをまったく同じ数値にすればポーズ変更された場合でも思うような結果での拡縮が行われるわけです。

文字ばかりだと分かり難いので~
ちょっとした図解で下半身の短足方法の基本部分だけをやってみましたぁ
Z0000.jpg
ちょっと分かり難い図ですが~(しかもへたくそだし)

①がデフォの状態で、そこから具体的には「cf_J_Kosi01」というボーンを拡大すると
②の様に腰から下の全体が拡大されます 
この状態からデフォの足先の位置に合わせて「cf_J_LegUp00_L」と「cf_J_LegUp00_R」を同じだけ縮小し
③の様にするとバランスは別として、短足にすることは成功します。

この作業を終えてからそれぞれの部位の「s」の付くボーンで各個に太さや奥行きを調整
そうすると妙な変形をしない短足な下半身が出来上がります。

この方法のメリットとしましては、
立っているポーズでの足先の地面へのめり込みをほぼデフォと同じ状態に出来るっということなのです。
ただし、腰の長さを伸ばしちゃっていますので座るポーズは椅子やら地面にお尻がめり込んじゃいます

しかしながら~立っているポーズだけでなく~ダンスも概ねデフォと変わらない感じで動いてくれますので
色々とお手間が省けるので~やって損は無いですし~
寝そべっても拡縮がでたらめに変わってしまう事も避けられます。

だだし~お尻のボーンの「cf_J_Siri_s_L」と「cf_J_Siri_s_R」などキャラメイクでの拡縮が
XYZ方向に等しく拡縮されるボーンについてはメインのボーンと同様の仕様になるので~
適当に拡縮しちゃうとポーズによっては「なんか変?」っとなることも有るかなぁ

ただ、太ももとかの脚の拡縮はキャラメイクでもどうやらY方向は変化しない様になっているっぽいので
幅と厚みを別の数値にしてもボーンに追従しているように見受けられます。

これの原理を上半身にも使えば、デフォの足の長さはそのままで上半身を伸ばし
これまた別な短足ボディーも作れちゃうますねぇ。

こちらの方が先ほどの短足よりもメリットが若干多くて~
各ポーズによる足先のめり込みの回避に加え、Hアニメでの結合部や三角木馬で股間位置が合うのことも増えますが
上半身を伸ばしていますのでキスや拘束具(板で首と腕を拘束するやつ)とかでは位置が合いません。

それと~ABMには「cf_N_height」のボーンも最初から書き出されていまして
ABMで色々調整しちゃうと元の身長とはかけ離れる場合があっても
この「cf_N_height」で全体を等しく(XYZ同数値)で拡縮を行い元の身長に合わせる事も出来ます。

ただし「cf_N_height」で身長を合わせますと、股間部分の位置やらなにやらすべてが合わなくなり、
初めに下半身を調整する方法と同じく足先の地面へのめり込みを最小限に抑える効果だけが残りますが
その他は合わなくなりますねぇ

ちなみに胴の長さや腕の長さを上手く調整出来れば グラビアポーズの座るポーズで地面に手をつくのが
あるのですが、その手も地面にめり込まない様にも調整出来たりもしますので~色々やってみるのもいいかもですぅ
その場合は腰より上の長さのバランスを上手く変化させるのと腕の曲がり位置や長さも調整しないといけないので
かなり難易度は上がっちゃいますねぇ。


ん~これ以上書くと~記事が長くなるけどもう少し~
以前のABMの記事では機能が不明と言っていたtxtファイル内の4つ目の数値についても書いておきたいと思います~

-1,cf_J_Root,False,1,1,1,1

この様な記述がABMのtxtファイル内を埋め尽くしていますよねぇ
まぁ、これは私が後から勝手に付け足したボーンの物ですが~
皆さんもうすでにご存じの通りで「False」を「True」に書き換えてその後ろの数値を変えれば
色々と体型を変化させられますよねぇ

んでおさらいですが 後ろの数字は X、Y、Z、?っと前は紹介していましたがこの?はボーンの長さ
っと言う事になっているかと思います。
このボーンの長さと思っていた物はボーンの影響範囲も兼ねてましてこの数値をでたらめに変えると
と~っても面白い事になるボーンもあるし~ものすご~く便利に使えるボーンも有ったりもしますので
ちょっとそのボーンをご紹介したいと思います。

まずは少し変わった効果が出る「cf_J_Spine01_s」のご紹介を。
このボーンの最後の数値を例えば100としますよねぇ(大げさに設定してます)
すると~キャラメイクでのウエストの調整がものすご~く広範囲に広がって~とてもピーキーなことになっちゃう代物なのです~。
っという事はうまく設定すればウエスト位置の範囲を広げられる効果がくっついてくるということで~
私は今回こんな数値で短足化ボディーに使ってみました
68,cf_J_Spine01_s,True,1,1,1,1.8
つまりは「1.8」という数値にした訳ですが~短足化すると当然胴体が長くなりますよね
なので~キャラメイク側でもワイスラを使わない状態で、尚且つウエスト位置をそれなりに調整出来る様に出来たのです。
ワイスラは各キャラごとに設定が可能では有りますがデフォ範囲を超える調整を行うと衣装等が崩れますよねぇ
しかしながらこの方法ですと崩れ方はほぼデフォと変わらないので色んな衣装も着こなせるという事ですので
使わない手は無いかなっと一応ご紹介させて頂きました。

続いては~「cf_J_LegUp00_L」と「cf_J_LegUp00_R」の足の付け根です。
これはボーンの配置のされ方が特殊でして
このボーンに追従するメッシュは存在しませんがこのボーンに追従するボーンはくっついてます。
それにボーン自体がほぼX方向に配置されておりこれの長さを変えると足全体が体の外側に向かってほぼ水平移動しちゃうんですよねぇ。
つまりは脚の間を広げられるっという事です。
これは結構有用でしてキャラメイクでふともも上を太くすると~内ももがめり込んだりしますよねぇ
あと短足化の時も腰から下全体を拡大しちゃうんですから脚の位置は脚自体を縮小しても配置自体は広がったまま
そんな時にはこのボーンで縮小、つまりは1以下の数値で調整すれば足の間を狭められる
っと言うような使い方が出来ちゃうボーンなのです。
ですが、完全なる水平移動ではなく若干下向きについていますのであまり広げると足先が地面にめり込んじゃいます。
そんな場合は~Footと名を持つボーンの所でちょこっと調整すると良いかもですねぇ

左右にのびるボーンは他にもありまして
cf_J_SiriDam_L cf_J_SiriDam_R cf_J_Mune00_d_L cf_J_Mune00_d_R cf_J_LegUpDam_L cf_J_LegUpDam_R
などがあげられます。
当然ですが~お顔の方にも色々有るのですが~私自身はお顔のボーンを弄ることが無いので~詳しくは無いです(;^_^A
これも上手く使えばお尻をでっかくした後に上記のボーンで外側に広げればお尻の谷間の重なりを軽減したり
胸も同じような使い方で他のボーンと連携すれば縦長や横長なおっぱいも作れたりもしますので一度お試しあれ。

次は~「cf_J_ShoulderIK_L」と「cf_J_ShoulderIK_R」、つまりは肩の根本です。
これもさっきのボーンと同じ性質の物ですが生えている向きが上を向いて生えています。
しかも胸の中心から上に向いてますので、胸の位置はそのままで肩の位置を上に伸ばせるボーンになってます。
ようするに~胸より上の位置を伸ばすことの一端を担っているという事ですねぇ

これとセットで使うボーンは「cf_J_Spine03_s」ですがこのボーンは配置条件のせいなのか長さを変えにくいのでY方向での拡縮で対応
そうすれば鎖骨ラインも自由自在に上下できます。

あと特殊なのが~膝に膝裏、肘と肘前のボーンかなぁ
これはとってもややこしいい配置がされてまして~私の様にあんまり記憶に残らない人間にはとても扱いにくいボーンでして(;^_^A
メインのボーンとは別に独立したボーンに乗っかって肘や膝が配置されているんですよ~。
なので~ふとももだけ伸ばしたりしようとすると膝と膝裏の位置も合わせないといけないということに。

まぁ、今回の記事を読んで色々挑戦なさるようなお方でしたら~私よりうまくそこら辺は調整できるようになるかなぁっと。


という事で~、これでやっとこさこの事を記事に出来たかなぁっと思うイトでしたっと。
(なぜかこの記事を書こうとすると何か他の事に気を取られて書けなかったのよねぇ(;^_^A)



追記
お顔は違いますが~体型や肌の色はまったく同じにしてあるサンプルキャラをアップしたので~
そちらを参考に色々と弄ってくださいませ~
[HS][2017_05_21]ABM用サンプルキャラクター
いつものように↑をクリックするとDownloadページに飛びま~す。

6 Comments

きにちみ  

ぶぶ…ぶっちゃけABMにおける上の短足女子の体型データを教えてくださいっ!!

2017/05/21 (Sun) 00:03 | EDIT | REPLY |   

イト  

そうだよね~そうなるよね~(;^_^A

んと~用意したのでそちらを参考にしてねぇ
ただし~お顔は違うですぅ(;^_^A

2017/05/21 (Sun) 00:15 | EDIT | REPLY |   

RLA  

ワシもそれ期待しとるぅぅうう~ ^^;

ほやけど、もう大概酔うたさかいに、もう寝るぞぉぉお......Zzzz

2017/05/21 (Sun) 00:43 | EDIT | REPLY |   

イト  

つか RLAさん 寝るにゃあああ あっぷしたじょ!

2017/05/21 (Sun) 00:45 | EDIT | REPLY |   

Nocky  

RLAさんが寝てる間に頂きました~w

2017/05/21 (Sun) 01:06 | EDIT | REPLY |   

イト  

Nockyさんいらっしゃいませ~(^^)/

う~んNockyさんならサンプルなくても私よりいいものが出来そうなんだけどなぁ
キャラ作りのセンスが良いですからねぇ

良い物が出来た暁には~素晴らしいSSを世に放って下さいまし~(^^)

2017/05/21 (Sun) 01:11 | EDIT | REPLY |   

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