イリュのノーマルマップ作成
こんな私でもお役に立てればと以前ph版でも説明したことのあるイリュゲー用のノーマルマップ作成について
記事にしてみたいと思います。
私は基本的にはフリーのソフトを使っていますので、多くの方が使っていると思われる
某有名ソフトの写真屋さんは使ったことが有りません(;^_^A
なのでフリーで最も多機能と思われる私愛用のGIMP2.8とPaint.NETでのイリュゲー用ノーマルマップの作成の説明をばさせて頂きます。
って言っても私自身あんまり得意分野って訳でもないのですが(;^_^A
まず用意するのは当然ですが「GIMP2.8」と「Paint.NET」です。
ご覧の画像がGIMP2.8で適当に画像を開いた物です。
そして次に用意するのは白黒の画像ですが、別段色がついていても問題ないので
メインテクスチャを元画像にしてもイリュゲー用ノーマルマップは作れますので
以降の説明の簡易画像をメインテクスチャと置き換えてもノーマルマップは作れます。
では、本題の方へ
先ほどご覧いただいた画像は白黒で適当に書いたノーマルマップの元になる画像なのですが
なぜ白黒かというと、白が突き出る場所、黒が凹む場所、という具合にノーマルマップに適応されます。
そして、元画像をGIMPで開きましたらまずは新規でレイヤーを2枚増やします。
上の画像がレイヤーを増やすときのウィンドーです。
「新しいレイヤーを増やす」をクリックしますと以下のウィンドーが表示されます。
表示されましたらチャック項目はどれでも構いませんので取敢えず1つレイヤーを増やしてください
今回は透明にチェックを入れて作業してみますね。
1つレイヤーを増やしましたらとりあえずαチャンネルを削除しちゃってください。
(有っても無くても作業できますが念のために消しておきましょう)
αチャンネルを消しましたら塗りつぶしでRGBの数値が128,128,128で塗りつぶしてください。
塗りつぶしましたら、そのレイヤーを複製してください
これで2枚のグレーのレイヤーが出来たと思います。
2枚レイヤーを追加しましたら初めに作った方のレイヤーを選択して見える状態にして下さい。
そうしましたら、次に「メユー→マップ→バンプマップ」でバンプマップウィンドーを開きます。
開いた初期状態の画像がこちら↓
この画像の「方向」の所に「135」とあると思います。
この数値を「90」のものと「0」の物をそれぞれ別の画像にバンプマップとして処理させますが
まずは元となる画像を選択しましょう
この様に「バンプマップ」の右横の文字をクリックすると選択ウィンドーが開きますので
その開いたメニューの中から元画像の物をクリックすると
ご覧の様になります。
上の画像ではすでに「方向」を「90」にしてありますので他の数値はそのままでOKを押して実行しましょう
実行すると上の画像の様な物が出来ます。
次にもう一つ別に作っておいたグレーの画像に「方向」「0」のバンプマップを作ります
これで2枚の「方向」の違うレイヤーが出来ましたよねぇ
後はこの2枚のレイヤーを合体させればイリュゲー用ノーマルマップの出来上がりです。
それでは完成させましょう
まずは方向「90」のレイヤーにレイヤーマスクを追加します。
レイヤーをクリックすると上の画像の様にポップアップウィンドーが出ますので
「レイヤーマスクの追加」をクリックすると、次の画像の様なウィンドーが出て来ます。
ご覧の様な状態で出て来ますので初期状態のままOKしてレイヤーマスクを追加しましょう
追加しましたら、上の画像の様に、元画像ともう一つのバンプマップのレイヤーは非表示にしておきます。
そしてこのままの状態で一番上、つまりは方向「0」のレイヤーをクリックしてください
そしてメユーの編集→コピーをクリックします。
次に方向「90」のレイヤーをクリックし選択状態にしてから
画像のレイヤー内に存在する白いレイヤーマスク側をクリックしレイヤーマスク側を選択状態にしてから
メニューの編集→貼り付けを実行してください
そうしますと以下の画像の様になります
この状態になりましたらコピーした画像をレイヤーに固定してください
これで画像は完成ですので完成したマップをPNGもしくはTGA形式で保存してください
それから、保存の際は圧縮率を「0」で保存しておいてください。
また、GIMP2.8からだとは思うのですが別形式で保存する際は「エクスポート」もしくは「別名でエクスポート」から
保存してください、保存からだとGIMPで扱える形式しか保存できなかったはずなので(;^_^A
次に使いますのが「Paint.NET」です。
GIMPでもDDS形式での保存は可能なのですがGIMPでDDSファイルを扱う場合はいくつか制限と言うかルールがあって
ややこしいので、そういったものが無いに等しいPaint.NETを私は使っています。
残すところは書き出した画像をDDS形式に変換するだけなので後は簡単かと。
しいて言うなら保存するDDSの形式をDXT5で保存するのとミップマップを使うかどうかぐらいなので
説明は省いちゃいます~(;^_^A
そしてDDS形式に変換できましたら一応はイリュゲー用ノーマルマップの完成です。
厳密に言いますと上記の内容は取敢えず使えるマップにするための基本作業の内容なので
繋ぎ目に細かい差異が生じますがそのままでもそこそこ使えるものになりますので
取敢えずはここまでの説明とさせていただきますねぇ(;^_^A
今回の記事では、イリュゲーのノーマルマップは2枚のバンプマップから構成されている
って事が解って頂ければ宜しいかと思いますので、またの機会が有ればもう少し違う方法や
バンプマップの影の法則などを補足出来ればなぁっとか思っていますがどうなる事やら(;^_^A
っなイトでしたぁチャンチャンっと・・・・